母の優しさ

昨晩のこと、私はのんきに夢を見ていた。
(イギリスから帰国して、税関のところで中学の同級生たちと偶然会う夢)


昨晩は、この頃の冷え込みに合わせて厚手の長袖を着ていた。
入眠時は少し暑いくらいだった。


朝起きると、寝相の悪い私がちゃんと布団をかぶっていた。あんなに暑かったはずのに変だなと思い母に聞いてみた。


私『なんかさ〜あんなに昨日あっつかったのにちゃんと布団かぶって寝てたよ〜』


母『あのね…昨日何があったか知らないでしょ』



私『は??なによ〜なになに』


母『夜中にフーンフーン…ンーキューンウウーン…みたいなことモソモソいってうなされてたからさ、今度は何よと思って覗いたの。そしたらあんたね…布団が落ちて寒いって必死に訴えてたっけよ(笑)23にもなって、しーちゃんと同じことしてらっけじゃん。布団かけてあげたっけ、満足げにスースー寝息たててたよ』



私…お嫁に行けません。
しーちゃんと同じだなんて。
恥ずかしいけど、こんなんだと逆に笑えるし、夜中に奇声を聞き付けて布団をかけ直す母の姿を想像するだけでにやにやするし、
自分がどんな満足気な表情をしてたのかさえ気になってくるよね。


23歳、いい年こいてまだお子さまです。